カズ爺のサイクル日記

「実走2.5日四国高い所めぐり」にいってきました。NO2」

いよいよ2日目の山岳渓流ステージです。出発は、池田町白地温泉小西旅館です。この宿は、林芙美子の贔屓にしていた旅館とか。

彼女の呼んだ廃棄が残っていました。又、若い頃の彼女の写真があり、とても美しい人であった事を知りました。

 

 

大歩危・小歩危で有名な国道32線を走ります。現在は整備が進み、高規格の歩道が整備してあり、走りやすい。

しかし、川側を見ると写真のように、厳しい地形が見られ、昔の旅人は、危険を感じて事がうかがえます。

その後大歩危駅で県道へ右折して、最初の峠です。

大歩危駅の標高は110m程度ですが、吉野川を渡り祖谷方面の峠は、名前はありませんが、祖谷トンネル入り口で550m程度440mの登りです。途中で水のみ休憩をした、西岡小学校前の橋の欄干に蝸牛を発見。

今回の走行中既に、鹿、猪、猿にあいました。野生の哺乳類は、動きがすばやくて写真に残せ無いので蝸牛ならば写せます。

 

 



このトンネルが最高点、550mこのあとは、祖谷のかずら橋を見学しました。

 

 

余りにも観光化され、納得がいかない。情報によると更に26km上流の2重かずら橋は、一見の価値があるとの事。次回の楽しみにします。

 

 

更に進むと写真のような光景が、唖然とする県道です。

この後、国道439号線は聞きしに勝る酷道ヨサク(439)にいたっては、死にそうな道です。

 

439号線の数枚の写真を載せますが、標高差が、約800m延長18kmに渡り、これでもかと続きます。

439に合流した集落内、軽自動車の車幅が限界。

 

 

 



 

一応国道標識はあります。

 

 

 



自動車がすれ違うことは、無理。舗装が割れて、地道同然。

所々、草が生い茂ります。

 

 



 

道に苔が生してます。

でも頂上には県境と一軒のうどん屋が、京柱峠到着しました。ここは、標高1250m爽快な風が吹いています。

途中で水が無く、沢水を飲んでしのぎましたが、腹が減ってなんともならないところに、助かりました。
うどん屋の主人(80歳くらいか?)が年に50人くらいは自転車で通る人が居るといってました。私もその一人になりました。その後、高知県大豊まで下りますが、普通の峠は下りが快適なのに、ここは、一味違います。油断すると谷におちて、死にます。

この時点で、3時宿の手配をかねて、32号線の和田カフェで情報収集。小学校を利用した宿泊施設を紹介していただいた。        ここから、自転車で30分くらいと聞き、安心して大豊インター先の交差点を右折。                 そこからが大変でした。目的地は高速道路添いの岡の上です。川沿いの道からは、100mほど登りです。息せき切って上ってみると、ご主人が笑顔で迎えてくれました。食事・お風呂に付いて訪ねると、無いとのこと、シャワーと自炊との事です。シャワーは良いとして、自炊も良いのですが「食材は下の大豊に買出し」に行ってください。      これは勘弁願わなければ、100m降りて、買い物をして100m上るその余力がありません。

仕方なく、先に進むこととし、1時間のロス、4時を回っています。この先に宿のある町があるか不安を胸に、1時間土佐町さめうらに旅館高知屋を発見事なきを得ました。

コメント / トラックバック 2 件

  1. ラッコ より:

    お疲れさまでした。サイクリングレポ、非常に楽しく拝見しました。
    私も息子が生まれる前に嫁さんと二人で「二泊三日讃岐うどんだけの旅」に行ったことがあります。11号線は本当にうどんやさんが多かったのを思い出しました。
    2枚目の写真、綺麗ですね~。でもこの写真を撮るには登らなければいけないんですよね。ほかの写真も緑が多くて拝見していて楽しい気分になりました。

    次回の投稿を楽しみにしています。

  2. 坂本照夫 より:

    腹がすいてはなんとかやらで、山の中ですきっ腹を抱えて、必死に走る気持ちは良くわかります。これからのサバイバルが楽しみです。山と森と川を楽しむ人生を!。

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