自転車のブレーキの鳴きとの戦い(戦は終わった編)

この記事は、BOOKMARKS『60歳からの青春』2013年10月18日の記事です。

また、この記事は、9月27日『自転車のブレーキの鳴きとの戦い(ブレーキ交換編)』の、続編です。自転車にあんまり興味のない方は、最後のパラグラフだけでも読めば、あぁそんなものなんだ・・・、と全てが理解できます。

昨年秋に、リムを交換してから悩まされてきたブレーキの鳴き問題、カンチブレーキからVブレーキに交換してからさてどうなったか・・・・。『完璧に終息宣言』です。ブレーキを交換してから朝の箕面滝道散輪で120km、昨日の京北の150km日帰りツアーを終えた。飛沫の上がる濡れた道を走っても全く鳴かず、見事に勝利した。はじめはブレーキを交換してからいろいろとブレーキシューを変えてみようと思っていたのに、何のことは無い、XTにもともと付いていたブレーキシューで、見事に鳴きは止まった。銀輪亭の出口さん、ありがとうございます。相談してみてよっかった。



このVブレーキは素晴らしい。今まで自転車のブレーキ性能って、こんなもんだろうぐらいにしか思っていなかった。でも、このブレーキにしてから『ブレーキって、こんなにも効くんだ』と思った。



この写真には写っていないけれど、前側ブレーキにはパワーモジュレーターが付いている。この装置、一言でいうとレバーの効き具合を鈍くするんだけれど、効き始めから最大の制動力までの、レバーの移動量が大きい。その分微調整ができるので、とっても使いやすい。以前のブレーキだと、下りのコーナーに入るかなり手前から制動しないと安全な速度に落ちなかったけれど、Vブレーキはカーブのちょっと手前からで、十分間に合う。自転車が重たい(約20㎏)せいもあって、タイヤはまずロックしない。



後のブレーキには、パワーモジュレーターは付いていないけれど、レバーを握ると前輪と感覚がそれほど変わらない。レバーを握ると、台座の付いているフレームが僅かに外に膨らむし、Vのレバーも若干撓んでいる。ワイヤーも前側に比べると何倍も長いので、これらの影響がパワーモジュレーターの働きをしているように思う。後輪のブレーキも、すごく気持ちよく効く。カンチブレーキでは、絶対にこんなことは無かった。カンチレバーの時は、おそらく80%は前輪のブレーキに頼ってたような気がする。

しかし、後輪は締めすぎると簡単にタイヤがロックしてしまう。前輪と後輪をうまく使えば、前輪のブレーキの負担も小さくなって、バランスよくスピードコントロールができそうだ。

もう一つよかったことは、カンチブレーキより小さな握力で同じかそれ以上の制動力が得られること。昨日の京北の帰りに思ったけれど、午後に入り距離が100kmも超えると、指先はしびれてくるし握力が下がってしまう。そんな時小さな力で制動力が得られるVブレーキは、もう最高のブレーキだ。



最後に、昨日の箕面からの帰りの下りで、前輪から突然ブレーキ時にアルミが削れる音がした。これはやばいと思って点検しようと思ったけれど、あと5kmで我が家なんでそのまま駆け降りた。そのうち音がしなくなって、今朝ブレーキを点検してみてびっくり。ブレーキシューの縦の4つ目のスリットに、何か挟まっている。近くにはゴムとアルミの粉が積もっている。



ほじりだしたのが、数字の9の上に写っている小石というか大きな砂粒。こんなものが、スリットに入り込むなんて、なんという希運だろうか。入れようと思っても、なかなか入りそうにない。まあ、リムの損傷も僅かで、まずは良かった良かった。

 さて、最後の最後に本題に入ります。何故ブレーキの鳴きが止まったんだろう、何故鳴は発生するんだろう。『結局わかりませんでした!』と言うのが結論なんだけれど、まあ一言でいうと『リムとブレーキシューの相性』みたいなものかな?ほらあなたの近くの夫婦でもいるでしょ、なんであんなブ男に可愛い子が嫁さんになるんだょ・・・・!よそから見たら、もしかして我が家もそんなふうに見られているのかもしれません。但し、『可愛い子』っていうところは、ちょっとこっちへ置いときます。

以上、戦は終わった編でした。

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