リベンジ酷道308号線『暗峠』 プラス 『十三峠』、峠のハシゴも良いもんだ。

この記事は、『60歳からの青春』2014年4月24日のコピーです。

昨年11月、初めて酷道308号線に挑んだ。結果は惨憺たるもので、もう二度とこんなところ走るもんかと思ってた。ヒルクライムならまだしも、ウオールクライムをしているようなもんだ。

どんなコースかに関心のある方は、ルートラボをご覧ください。二度と・・・と思っていたのに、ペダルをトゥクリップにして丹南篠山の峠越えが調子よかったので、もしかしたら暗峠は攻略できるんではないかと思った。でも、その予想はあまりにも楽観的過ぎた。



はい、やってきました旧170号線『箱殿』の交差点です。前回と違うところは、ペダルと後ろに取り付けていたバッグを取っ払ったぐらいかな・・・。工具類とスペアのチューブを前のバッグに押し込んで、さあスタートです。

電車の高架を潜って、蛸の吸盤の路面に入った。もうここからF:22T×R:28Tのギヤー比0.78で登り出した。しかししばらく登って、楽観的な予想ははかなく消え失せた。やっぱり酷道だった。ペダルを変えて引上げをしようが、バッグを外して少し軽くしようが、過酷さは何ら変わらなかった。立漕ぎも試みたけれど、立漕ぎは1分も2分も続けられるものではない。



観音寺で、力尽きた。前回もここだった。更に追い打ちをかけたのが、力になってくれるはずの『トゥクリップペダル』だった。一旦坂道で止まってしまうと、発進する時左足をしっかりペダルに突っ込む前に、自転車が失速してしまう。ひどい時は、5回ぐらい再スタートを繰り返した。

タイヤ痕が黒々と道路に残る最激坂は、やっぱり自転車を押し上げた。



峠までちょうど半分ぐらいの後1.7kmの標識・・・、もうヤケクソ、ここでも休憩した。



スタートする前に、暗峠初征服のこんな『ガッツポーズ』を写真に残そうと頭に描いていた。しかし現実は・・・



『やっぱりだめでした、ごめんなさい・・・』ポーズになった。



唯一のお店『すえひろ』も、定休日か朝早すぎて開店前か分からないけれど、おばちゃんに挨拶をすることもなく下山した。



下山途中に、今回はブレーキが焼ける前に、積んできた水をジャブジャブかけて、ブレーキとリムを冷やした。



今回もお世話になった、経済法科大学の駐車場まで戻って、バナナでエネルギー補給をした。このままおめおめと引き下がるのも悔しいので、まだ昼からの大学での仕事まで時間もあるし、『十三峠』へ上がてみる事にした。

この峠もルートラボに出てきます。



この峠の出発地点は、大学から最も近くにある信号 『大竹7丁目』です。ロードバイクの若者がいたので、声をかけてみた。ここは4~5回来ているみたいで、『峠まで4kmぐらいかな・・・、20分とちょっと・・・。』らしい。彼は仲間を待っているようだったので『お先に・・・』と言ってスタートした。

ウオールクライムを終えた後なので、ヒルクライムがありがたかった。ギヤーもF:32T×R:28T ギヤー比1.14で登った。



楽勝です。アベレージは別として、ガッツポーズをするほどの峠でもなかった。



峠の駐車場からの眺めです。この峠は自転車のブログにもいっぱい出てきて、ロードバイクの皆さんのトレーニングコースの様で『聖地』だそうです。



下で会話を交わした若者とその仲間が上がってきて、駐車場の入り口でUターンして、さっさと下って行った。やっぱりトレーニングコースなんだ。



この『聖地』は、夜景がとっても綺麗なようです。ちゃんとトイレもあります。



もう下ろうと思ったけれど、この先はどうなってるんだろうと少し走ってみた。トンネルを抜けると、もうずっと下りで奈良へ抜けるようだ。



横のもう一つのちっちゃなトンネルを抜けると、生駒方面への登山道が続いていた。



この道はたぶん信貴山のドライブウエイだ。



残念ながらこの道は、自転車も歩行者もだめです。お遊びタイムは、そろそろお終いにしましょう。



はい、大学の駐車場に戻ってきました。ヘルメットを脱いでウエア―を仕事着に着替えて自転車を車に詰め込んで、腹ごしらえしてから加納先生の環境の授業のお手伝いをしましょう。

いつものように、今回の『暗峠』自転車記録です。

走行距離:3.72km(片道)

平均速度:7.1km/h(前回11月の記録は6.3km/hだったから、これが唯一のペダル効果かな?)

走行時間:31分27秒(休憩時間は、含みません。)

平均斜度:17.0%

最大斜度:28.1%(水平に10m進んで2.8mも上がるなんて、坂ではなく壁です。)

引き続き、人に優しい『十三峠』の自転車記録です。

走行距離:4.15km(片道)

平均速度9.2km/h(あのお兄ちゃんの言う20分で上がろうとすると、12.5km/hで駆け上がらないといけない。ちょっと遠い世界のお話ですね。)

走行時間27分06秒(これはノンストップです。)

平均斜度:9.2%

最大斜度:14.7%(暗峠の28.1%に比べたら、天国坂と呼びたい。)

反省点:

というか・・・、たぶんもう『暗峠』には立ち向かわないと思う。達成感も無く、ただただ苦しみを味わうだけの自転車は、あまり望むスタイルではない。さて、今度はどこの峠を目指そうかな・・・。ここからもう少し南にある水越峠か!

コメント / トラックバック 2 件

  1. かず爺 より:

    久しぶりです。暗がり峠は何処にあるのでしょうか?私の地図には存在していません。
    5月18日に台湾のタロコ国際ヒルクライムレースに参加しました。
    次回整理してコメントを書きますが、とりあえず成績は50歳以上のカテゴリーで最高位すなわち、この時点ではチャンピオンです。
    395人中145位ですが、50歳以上で完走したものは、カズ爺だけでした。
    後日銀輪亭で報告会を開催したいと思います。

  2. 丹羽 誠 より:

    にわです。
    チャンピオンカズさん、おめでとうございます。この間銀輪亭で『カズさん、絶対に狙ってるで・・・』って、噂をしてたんです。よかった!本当におめでとうございます。報告会は何時ですか?6月の7・8・9・10日あたりは、宮津に行ってるので、ダメですよ。

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