自転車『トゥクリップペダル』のその後。

本日2014年2月16日より、にわ まことがカテゴリーを追加しました。『サイクリング旅日記』ですが、自転車のメカや走り方や安全に関する記事を、ここで掲載して行こうと思います。それらに関する記事は、どなたでも結構ですからこのカテゴリーに記事を投稿してください。

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結論から言うと、快調そのものです。実は前回のブログをアップした後、たまたま記事を見ていただいた方『山賊総業』さんからコメントを頂いた。子供のころから自転車漬けの人生を歩んでこられた方で、何故か偶然にも豊中の卒業した中学が一緒。大変親切に『トゥクリップペダル』の事を色々と教えていただいた。ペダルにはトゥクリップ用と、トゥクリップにはあまり向かないタイプの物があるようで、私のはその後者でした。ペダルに足を突っ込むことを『ペダルを拾う』と言う事や、専用のペダルには『拾い』やすい様に、『蹴返し』という三角の突起が付いている事等々本当に詳しく教えていただいた。確かに、WEBの画像なんかをよく見ると、付いてる付いてる。『山賊総業』さんに、感謝!

アドバイスに従い、『トゥクリップ』には不向きな私のペダルを向く様に改造てみた。



これが改造前のペダルの『ケージ(枠の事)』で・・・



これが改造後のケージだ。ストラップを通す穴を開けて、ストラップが傷まないように穴の角を滑らかに仕上げた。



そして、『蹴返し』まで付けてしまった。



さて、ペダルに組みつけてみた。これが表で・・・



・・・裏側は、こんな具合だ。『どうだ・・・これでいいか、山賊総業さん!』

気合はともかくとして、実際に坂を走ってみると、足一本で走ってるのに比べて反対の足でペダルを引き上げると、こんなに違うのかと思ってしまう。両足を使ってるからと言って当然引き足の方が弱いからペダルを回すトルクは2倍にはならないけれど、かなり違う。どれぐらい違うのか、ちょっと計算して見たくなった。考え方が正しいかどうかは分かりませんが、あくまでも自己満足の計算ですので、悪しからず・・・。

前回のブログで書いている様に、今までは前ギヤー32T(2速) 後ろギヤー28T(7速) ギヤー比 1.14で箕面の滝道の最大勾配を登っていた。今は前ギヤー32T(2速) はそのままで、後ろギヤー21T(5速) ギヤー比 1.52で何とか登れるようになった。ギヤー比をトルクに見立てるのはちょっと無理があるけれど、30%以上トルクアップしたことになるのかな・・・?。

もう一つの効果と言えば、変速の回数が減った。今までは信号で止まる前に2段ぐらいシフトダウンしてたけれど、引き足を使うと特にシフトダウンの必要が無く、そのまんまで加速して行ける。家を出てから滝道の龍安寺まで後ろはトップギヤー(1速)で走って行って、龍安寺を過ぎたあたりから坂に応じて後ろを1速からだんだん5速までシフトを下げて、そのまんま滝まで上がってしまう。

考え方によっては、DeoreLX7速のディレーラーが、ストラップの780円で10速のディレーラーに生まれ変わったようなもんか? 7速ディレーラーは部品を何から何まで総替えしないと8速以上にならないのに、なんだかずいぶんとお得な買い物をしたような気分になって来たなぁ。幸せ感の、費用対効果は抜群の物がありました。

ちょうど昨日、自転車屋『銀輪亭』に集まるおっさん連中のミーティング(飲み会ではない、健全な集まり)があった。そこで改造前のトゥクリップペダルを自慢してたら、我らが世話焼きボス猿のカズさんが、『・・・それなら、もっとサドルを高くしろ・・・』と言って、股関節までの高さとMTBのサドルの高さを測って、『いきなりあげると危ないから、まずは5cm上げたほうが良いなあ・・・』と言ってくれた。地面に爪先が着くか着かないかぐらいだったけど、サドルはまだ低かったんだ。短足かどうかは別にして、股関節高さ88cmだそうだ。

参考資料:

私のトゥクリップペダルは、本物ではありません。本物は靴裏にシュープレートという板が付いていて、ストラップを弛めないと絶対に足がペダルから外れない構造です。そんなもの、怖くって私には土台無理です。競輪の選手なんかはこれの様ですね。痛いだろうああ、落車してもそのまんま滑ってく・・・。詳しくは『茨城県サイクリング協会』のHPをご覧ください。そこまでぼろくそに言わなくても良いのにと言うぐらい、『トゥクリップペダル』は危険だから普及させるなと書いてあります。

もう一つ、前出の『山賊総業』さんのブログ『MY MAPS 私の地図』は、昭和30年頃から以降の大阪北摂豊中の歴史書です。『熊野田』という地名が、『田野熊』と印刷されている。若い人は『くまのだ・・・』と読むけれど、古式正しくは『くまんだ』と読みます。懐かしく、とっても面白いです。ぜひご覧あれ!

以上、報告を終わります。

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