カズ爺の『TAROKO国際ヒルクライム2014報告会』です。

銀輪クラブの『カズ爺』が、5月18日に台湾の花蓮で行われた『TAROKO国際ヒルクライム2014』に参戦した。どんなヒルクライムかって言うと、距離82km標高差3,200mを8時間以内で駆け上がるという、ちょっと考えられないようなヒルクライムです。



このメダルが、午年の完走メダルです。



そしてこれが、メダルの裏側です。『卓越・友誼・尊重』『国際組 完成者』って彫ってある。



そして自転車仲間が、6月14日『銀輪亭』に集まって報告会を開いた。いつものことながら、自転車を壁際に押しのけ段ボール箱で宴会テーブルをこさえた。みんなが来る前に、カズ爺と二人で岡町の王将で餃子と唐揚げを買いに、カズさんのランドナーと私のRAREIGHで行った。食料の入ったプラスチックバッグをぶら下げて走るのは、決して恰好のいいものじゃあないなぁ・・・。



報告会は、カズさん自ら撮影した動画を見ながら進められた。『抜かれても先に行かれてもひたすら足を止めなければ、必ず頂上にたどり着くことを信じる事です。』のテロップが見える。この言葉は、まさにヒルクライムの本質を言い当てていると思う。どんなコースかと言うと・・・・



大会のホームページから写真を拝借したのだけれど、延々と登りが続きます。勾配はと言うと・・・・



これも無断借用画像だけれど、中盤から終盤にかけて、とんでもない登りが延々と続きます。中間あたりに勾配のシンボルがあって、12.4%とある。最後のあたりは27.3%と、まるで酷道308号線の暗峠の様な登りが待ち構えている。

註釈:この画像は2014年11月の大会用の物で、5月の大会よりスタート地点が約20km伸びている。



もう、メダルを持ったカズ爺さんは子供みたいにはしゃいで、『金メダルと違うから、ちょっと硬いなぁ・・・』なんて言っている。そう、確かに完成者(完走者)メダルで、金メダルではない。結果はと言うと400人ぐらい参加して145番だけれど、50歳以上の完走者はカズ爺さんただ一人・・・。時間は7時間、それも2度もパンクをしたそうだ。採石場があるので、結構尖った小石が道路に落ちていて、チューブではなくタイヤを切ってしまった。空気を入れると、チューブがタイヤの穴から顔を出す。普通はここであきらめるんだけれど、ここからのカズ爺はすごい。写真を撮るのを忘れたけれど、ポケットの中の100元札を何回も折重ねて、タイヤとチューブの間に入れて、そして完走した。札には、黒いタイヤのゴム跡が残っていた。

年齢別で本当は金メダルなんだけれど、カズさんが最終チェックポイントを通過した直後に、天候悪化でレースが成立しなかった。どうやらそれで、今年11月にもう一度開催されるみたいだ。



『男ばっかりで色気が無いなぁ・・・』というリクエストにお応えして、お嬢にも加わってもらった。写真の真ん中は、自転車屋『銀輪亭』出口さんです。



ついでと言ったらJACCの池本さんに叱られるけれど、『JACC日本アドベンチャー・サイクリストクラブ』のゼッケンを持って記念撮影!



最後に、宴会場・・・ではなく『銀輪クラブ』ミーティングルームの前で記念撮影。大輔さんはちゃっかりお姉さんの横を死守している。前列中央が私。

今回金メダルを取り逃した『カズ爺』はこの夏にヨーロッパに渡り、今年のツールドフランスを見てエネルギーを補給して、金メダルを取にまた来年台湾に渡るそうです。でも、ここんとこしばらくは登り坂は見たくないそうです。ヒルクライムが大好きなカズ爺にして、そんな気持ちになるんだ。

餃子が焼き上がるのを待ちながら、カズ爺さんと色々な話をした。何を目標に何のために走るんか?30代や40代の人と競っても、絶対に勝てっこない。そりゃあそうだ、もう還暦を廻ってるんだもの。でも、自分に勝つ事はできるよね。あのテロップをもう一度、『抜かれても先に行かれてもひたすら足を止めなければ、必ず頂上にたどり着くことを信じる事です。』この先70代になってもあわよくば80代になっても、いつもの仲間と一線級で走っていたいよね・・・、カズ爺!

コメント / トラックバック 2 件

  1. カズ爺 より:

    早速の掲載ありがとうございます。
    あまり持ち上げないで下さいよ。コッパズカシイじゃないですか。
    でも、「坂にも負けず、自分にも負けない爺になりたい。」
    お互い頑張りましょう。

  2. だいすけ より:

    カズ爺が「太魯閣ヒルクライム」に出場していい成績をおさめた自転車は「銀輪亭」販売のロードレーサー車なんですよね。素晴らしい自転車です! メカについての詳しい情報は「銀輪亭」に来れば教えてもらえますよ!

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