‘豊中近郊サイクリング’ カテゴリーのアーカイブ

京都『芹生峠』1970年2007年2014年

2014/07/10

初心者の私には、自転車の師匠がたくさんいます。そんな師匠の一人『山賊総業』さんが紹介してくれたのが、『芹生峠』です。せりょう峠と読みます。山賊総業さんは1970年・2007年と、2度『芹生峠』を訪れています。ブログを読んでいて、どうしても『芹生峠』に行ってみたくなった。何故か、2014年の報告は、私のミッションのように思えた。このブログに合わせて、是非『栗尾峠・笠峠 周山街道と国鉄バス』と、『芹生峠 伝承の山里芹生』をご覧ください。これらのブログに出てくる写真の2014年版を、これから紹介します。



この峠が、今日7月9日の目的地です。台風8号の接近で、チャンスは今日しかないといつものように、朝の6時に家を出た。



いつもの散歩コースで箕面の滝を目指します。滝にワンタッチして、少し引き返したところから箕面のドライブウエイに上がって、府道4号線と国道423号線を通って、亀岡に抜けます。



亀岡からJRの線路を渡って北に向かう道から、西の方角を撮影しました。もしかしたら、奥のほうに連なる山は、先月宮津からの帰りに越えた多紀連山(おおたわ峠)かもしれない。西ヶ嶽・三嶽・小金嶽あたりかな?



国道477号線を右へ、周山方面に向かいます。



さあ、そろそろ美しい北山の杉並木を走れると思った矢先、またもや『国道477号線通行止め』 前回はほんのちょっとだけで、迂回の距離もしれていたけれど、今度の迂回路は2倍近く走らないといけない。さて困った、どうしようかと悩んだけれど、『まあ、行くだけ行って、だめならそこで考えよう・・・』と、いつもの結論になった。通行止めの場所に着くまでに、何か所も立て看板があり、『自転車・歩行者も通れません。Uターンしてください』と書いてある。だんだんと心配になってきて、いざという時の言い訳も、『友達がこの先で待っている・・・』なんてすぐわかるような嘘を3通りぐらい考えた。



この写真は、通行止めを強行突破した後、振り返って撮影をした。バリケードまで来たら、重機のエンジンは止まっていた。紫の重機の向こうに見える建物が、現場事務所。とにかく見つかっては大変だから、自転車を抱えてパイプのバリケードを越え、50㎝ぐらいの狭い狭い通路を必死で通り抜けた。ここまでくればもう安心、見つかったら『あぁ通行止めですか!引き返しま~す・・・』と言って、周山に走り去ればいい。再び自転車に跨って走り出した直後、向こうから現場に向かう小型トラックと軽トラがやってきた。あと5分遅かったら、とんでもない迂回路に戻らないといけないところだった。



美しい北山杉の中を走ります。



道路のど真ん中にカメラをセットして、北山杉をバックに記念撮影をした。絶対に車は来ないんだから・・・。



空に伸びる、北山杉です。



新登場!こんなアングルも、なかなか良いなぁ・・・。ハンドルには、バッグのほかに、サイクルコンピューター・40年以上使っている登山用コンパス、そして今回初登場の傾斜計(右側のグリップ内側)を付けました。ここの道は、大体5%前後の傾斜です。



周山の街道筋に出てきました。



『JRバス 周山駅舎』です。山賊総業さんのブログの写真と比較すると面白いです。『国鉄がJR』に、『引き戸が木製からアルミサッシ』に、屋根には『エアコン室外機』が乗っかってます。建物もバス乗り場も、昔のままのようです。山賊総業さんは、44年前に同じ場所でシャッターを押したんだ・・・!



でも街並には、車も無ければ人影も無い。山賊総業さんの写真には、当時の四つ目の自家用車や人々の往来が写ってる。



国道162号線を突っ切って、国道477号線をさらに西に向かいます。前回はここで国道162号線に入り、笠峠などを越えて嵯峨野に行きました。



国道477号線の横を流れるのは、桂川。アユの友釣りをしているのかな?



黒田トンネルの手前が下黒田、向こう側が上黒田です。山賊総業さんのブログに出てくる製材所があるはずなんだけれど、見つけられなかった。小さな製材所は下黒田に2件ばかりあったけれど、屋根にサイクロン集塵機があるような製材所は見つからなかった。黒田小学校芹生分校も、見つけられなかった。見落としたか?



珍しい小屋があります。今風に言えば、ログハウス。トンネルの前にも、同じようなのがあったなぁ・・・。



国道477号線とはここでお別れ、府道361号線をいよいよ今回の目的地、『芹生峠』へと向かいます。国道477号線は、そのまま進むと『花背峠』へと続き、その向こうは琵琶湖です。今度は、『花背峠』へ行ってみましょう。



この辺りは『灰屋町』というけれど、国道477号線には表示はなかった。昔の炭焼きからきているのかな?



灰屋養鱒場です。残念ながら、もう営業はしていないようです。



芹生峠に向かって、だんだんと勾配が強くなってきます。傾斜10%ぐらいが続き、ところどころ15%近い登りがあるけれど、ちょっと休ませてくれる弱い登りや平たん路があったりして、とっても優しい峠です。



この民家は、山賊総業さんのブログにも出てくる。『芹生の里』っていう料理屋さんだけれど、もう営業はしていない。



この家も、もう誰も住んでいない。世界のグローバル化が、日本の文化をどんどん壊してしまっている。



ついにやってきました、『芹生峠!標高約680m 比叡山を望む』って書いてあります。



この後ろに、比叡山が見えるのかな?今日は雲の中で何にも見えません。山賊総業さんが1970年にこの峠を越えたときは、地道だった。地道の峠越え経験は全くないので分からないけれど、おそらく舗装の2倍以上パワーがいると思う。すごい!山賊総業さん。



さて芹生峠を後にして、貴船に向かいます。向かいます・・・は良いけれど、このくだりが半端じゃあない。20%近いくだりが・・・・



延々と続きます。ここで山賊総業さんの、『芹生峠は、北から攻めると下りがいがあり、南から攻めると登りがいがある峠ですよ・・・』という言葉の意味がようやく分かった。北から攻めてよかった。南からこの峠道を攻めていれば、暗峠の二の舞になるところだった。路面は荒れているし傾斜は半端じゃあないし、スピードコントロールを誤ったら、自転車と一緒に林の中に突っ込んでしまいそうだ。



夜はとても走れそうにない。車で通るのも勇気がいる。まだまだ続くのかと思ったその瞬間・・・・



いきなり雰囲気が、がらりと変わってしまった。高級料亭?が居並ぶ、貴船に到着です。



『さあ、こっちへど~ゾ』と言われても、入れる身分ではありません。それに、汗臭いです。



ちょっとだけ、柵の隙間から中を覗かせてもらいました。『川床料理』です。涼しいだろうなあ・・・、冬はどうして食べるんだろうか、川床掘り炬燵かな?まあ、こういう所はあまり縁のないので、これぐらいにして先に進みましょう。



別世界を抜け出して、府道38号線を下って、街中に向かいます。



比叡山鞍馬線の下を通って、国道9号線を目指します。亀岡に戻って、そこから高山峠を通って箕面に・・・、って思ってたけれど、亀岡に向かう登りで両足が軽く痙攣してきた。騙しだまし登ってきたけれど、空模様が怪しくぱらぱらと雨が落ちてきた。これではとても安全に高山峠は越せない。



ちょうど『向日・長岡京』の看板が目に入ったので、潔くルートを変更した。旧西国街道の府道67号線を高槻に向かって走ってたら、だんだんと雨足が強くなってきて、大山崎のサントリーのところでは、もう土砂降りになった。『おーィ勘弁してくれ、まだこの自転車は泥除けがついてないんだからね・・・・』。高槻を過ぎたあたりでようやく雨も上がり、4時半過ぎに無事我が家に到着したのでありました。

自転車の記録

走行距離:152.9㎞/h

平均速度:19.8㎞/h

最高速度:43.9㎞/h(たぶん、高山峠の下りかな・・・、絶対芹生峠の下りではない。)

走行時間:7時間42分

水分補給:2リットル

カセット:11T-28Tで、芹生峠を北から攻めるには何とかなります。何時11T-32Tに交換しようか?

良かったこと:63歳の誕生日の翌日、今まではただ目に見える今を感じて走ってたけれど、今回は時代の流れ、変化を少し感じながら走ることができた。なかなか良いもんだ。

少し分かったこと:六甲山の苦い経験から、今回は早めのギヤーチェンジと軽めのギヤーで走ってみた。筋肉の疲労感は、かなり軽減されるように感じた。でも、なんで最後に痙攣が起きるんだろうか?重い重いマウンテンバイクでは、痙攣なんか起きなかったんだけれどなぁ!もう少し、この自転車の走り方を研究してみましょう。

反省点:先日100㎏の階段を人力で設置して、ここ数日間なんとなく腰に違和感を残したまま今回150㎞を走った。今日その後遺症か、椅子に30分座って立ち上がろうとしたら、痛くて周りを掴まないと立てない。違和感がなくなるまでは、峠越え・100㎞越えはちょっとやめとこうか!

ということで、次回は堺の自転車博物館にでも出かけて、大輔さんの地球を2周した自転車でも見てこようか。大輔さんの著書『放浪哲学』も、出版されたことだしネ・・・。

ちょっと趣を変えて、『山の中へ』自転車で・・・。

2014/07/05

約3か月前、散髪屋の兄ちゃんから近くの秘境『才ヶ原池』を教えてもらった。あれ以来髪の毛と同じく、延び延びになっていた『才ヶ原池』へ行ってみた。



これが、秘境『才ヶ原池』です。何が秘境かというと、猪はいるようだけれど私以外人がいない。さて、秘境に向けて出発です。いつものように箕面街道を突き当りまで北上して左折して滝道に入るところを、右折して箕面ドライブウエイを上がります。箕面山荘風の社を過ぎると・・・・



・・・・道が二手に分かれます。もちろん左の自動車進入禁止のほうに進みます。



この先凍結のため『全面通行止』の鎖を潜って、前進あるのみです。



ここを右に入ると、才ヶ原池があるはずです。今日は久々の、GT マウンテンバイクの登場です。



『お猿さんにバナナを与えないでください!』看板の横にある地図です。結構いろいろな道があって面白そうだけれど、今日はあまり深入りはやめておきましょう。



水難事故があると責められるので、どこもかしこも金網で囲まれています。



もう少し進んでみたかったけれど、次のお楽しみということで、そろそろ引き返しましょう。



ドライブウエイ近くまで引き返して、ここから『望海展望台』に行ってみます。



こんな道を少し走ると・・・・・



望海展望台に到着です。ここも秘境、誰もいません。



残念ながら、今日も望海はできません。でも、山の木々に、エネルギーを感じる頃ですね。



さて、これから龍安寺に向かって山を下ります。



『階段は続くよ・・・どこまでも・・・♪』 途中で学生さん3人とすれ違った。『どこまで行くの?』と話しかけたけれど、返事が無かったので『望海展望台ですか?』とわかりきったことを聞いたら、『ハァ・・・』で会話は終わってしまった。自転車を担いでいたので、自転車泥棒と思われたのかもしれない。



階段が終わって、龍安寺が見えてきました。望海展望台からここまで、乗車率セロ%。走れるところは無し、自転車を全部担ぎました。



交番の前の昔ながらのポストと、改札口付近は七夕の飾りつけです。ここは、土日になると、ロードの人の集合場所になります。



『ええカメラですねェ・・・』 『そうやろ、ちょっと高かってん・・・』 才ヶ原池を紹介してくれた散髪屋の兄ちゃんに、報告にやってきました。ここにやってきたいきさつは、『タナゴの泳ぐ『散髪屋 山崎』で、髪を切った。』をご覧ください。



『もう一枚写そうか・・・!』 なんだか変な散髪屋の兄ちゃんです。『あんたが変な客だって・・・?』でも、仕事はとっても親切丁寧。



はい、ありがとうございました。これで免許証の写真を写すことができます。それではまた髪が伸びたころに、寄せてもらいます。

自転車の最短走行記録

走行距離:14.06㎞

平均速度:12.5km/h

最高速度:35.2km/h

走行時間:1時間7分25秒

自転車はカセットを交換して、チェーンを丸洗いして、なかなか快調です。時々は乗ってやらなくては、拗ねられても困りますね。

猪名川サイクリング

2014/06/01

まだ5月なのに最高気温が30度を超す真夏日の中、‟涼”を求めて、猪名川町へと出かけました。(2014年5月31日)



堀内リーダーと高口さんはクロスバイク、うり坊さんは小径車(写真右側より)、だいすけはキャンピング車で集合。快晴のお天気で朝から気温はぐんぐん上昇中・・・ いざ出発!というときに、あれっ、リーダーの後輪がパンクしてるって・・・(笑)



兵庫県道12号線を北上し、猪名川町に入ると・・。うり坊さんの兄弟分にあたる「いなぼう」と一緒に記念撮影。いなぼうは猪名川町のキャラクターだそうで・・・。農作物の害獣としていやがられるイノシシですが、猪名川町では狩猟期の冬場には猪肉が店に出され珍重されます。ところで、イノシシにまゆ毛あったっけ?



県道から外れ、多田銀山に向かう。ちょうどこの辺りは田植えの真っ最中でした。「銀山」の標識がところどころにありわかり易かった。



いまではわずかな数の住宅がひっそりとたたずんでいるんですが、この銀山町は銀や銅の採掘が最盛期の時、なんと3000軒の家が山と山の間の狭い土地に立ち並んでいたそうです。銀や銅の採掘は奈良時代から昭和47年まで、1000年も行われていたそうです。そして、ここには豊臣秀吉の財宝が隠されているといううわさから、その財宝を生涯かけて探していたという人物がいたのですが、つい最近亡くなられたそうです。



25年ほど前にここを訪れたときは暗い小道に廃屋が点在し、古く錆びた標識がところどころにあるだけの鉱山跡地だったのが・・・。銀銅山の入り口には「悠久の館」という立派な博物館施設が建ち、駐車場完備、道路や橋は整備され遊歩道も・・・。「3人以上の来場者にはガイドさせていただきます!」と、ボランティアガイドの女性(写真左)が、博物館内の説明から、周辺の説明、それに唯一廃坑内に入れる「青木間歩」の内部まで丁寧に詳しく説明してくださった。すべて無料でした。猪名川町っていいとこやねえ!



最終目的地、「奥猪名健康の郷」。(34km地点) ここで温泉に入って休憩。 温泉利用料は1人210円。ここから帰路は下り坂が中心だ!ヤッホー

すぐ横の猪名川上流部にはオオサンショウウオがよく出るそうです。春ゼミがギギギーと鳴いてました。



県道12号線を川西に向かって南進。都会へ向かって緩やかに下って行きます。けっこう車の交通量が多い道です。道路幅は広かったり狭かったり。(自転車は車道左端走行です。) 途中の「道の駅いながわ」はいつもにぎわっている。隣の十割そばは人気。



川西市に入ると猪名川はいくつかの支流が合流して川幅がだいぶ大きくなってくる。終点の川西能勢口駅はもうすぐ。最後まで車に気を付けて安全運転で!

だいすけ

2度目の六甲山をRALEIGH CLASSICで走った。

2014/05/25

前置き:

昨日、8.5㎏90cmオーバーのぶりを捌きました。興味のある方は、Bookmark『60歳からの青春』の六甲山の前の記事をご覧ください。では、本題に戻ります。

4月に入った頃、ARAYA MUDDY FOX CXを注文していた。ところが5月に入る予定が、11月になるという。迷いに迷ってようやく決めたのに、それは無いだろう!と言ってもなんともならない。そこで、一番似通った自転車を探した。ありました、同じARAYAが輸入代理店になっているRALEIGH CLASSICだ。フォークだけはちょっと違って、CXはカーボンだけれど、CLASSICはメッキのクロモリになる。

さて、来月の丹後半島のTANTANロングライドに向けて、とにかく山を一度走っておこうと思った。そこで前回雪で苦しんだ、逆瀬川-六甲山-摩耶山ルートを走ることにした。農耕馬の様な、重いGTマウンテンバイクとの違いも分かるだろうと思った。

 



お店に自転車が着いたその日に、無理を言って『銀輪亭』の出口さんに自転車を組んでもらった。翌日、とりあえず日課にしている箕面滝道を走って、遠出に必要なパーツをウエパーで仕入れて取り付けた。いざ六甲山に出発です。



武庫川を渡るところで甲山が見えてきたけれど、六甲山は雲が低くなんとなく嫌な雰囲気・・・。でもこの自転車、フラットなところはめっぽう早い。あっという間に阪急逆瀬川に到着した。さてここからゴルフ場の横を抜けて、六甲山頂に向かいます。ところが、一番心配していたカセットのギヤー比11T-28Tが、予想以上にきつい。当然、前は34Tです。自転車が劇的に軽く(約5㎏)軽くなったから何とかなるだろうと思ってたけれど、これが何ともならないことが、芦屋ドライブウエイの合流点手前で分かった。



苦しいのは頑張れるけれど、膝の上の大腿四頭筋が両方つりそうになって、あわてて自転車を下りた。完全に足が吊ってしまったら、どうしようもない。激痛をこらえながらストレッチを10分間して、再び一軒茶屋を目指した。ショック・・・!FD 34T-RD28Tのギヤー比1.21で上がれない。2月のGT MTBは全然苦労しなかったけれど、どのギヤーでこの坂を上がったんだろうか思い出せない。



がっかりの、一軒茶屋記念撮影です。水分補給をして、バナナを食べて、さあ摩耶山目指して出発です。



落ち込んでいるところに、追い打ちをかける様に小雨が降り出した。摩耶山までの道はほとんどフラットでスピードが出るので、風に吹かれて歯がカチカチ言うぐらい寒い。風も強くて、展望台に着いてすぐにデッキの下へ逃げ込んだ。ようやく風も収まって、薄日がさしてきたので、ハイ記念撮影です。



2月の写真よりきれいに見えるのは、RICOH WG-4のせいか天気がいいのか、三宮のビル群がくっきりと見える。やっぱり摩耶さんは眺めがいいなぁ・・・。今回も公園内は、人っ子一人いない。



ちょっとだけ取付た部品のご紹介。

バッグは、工具からチューブから、結構入ります。ポケットがいっぱいあって、結構楽しい。

純正のグリップは、見た目はクラシックな感じで好いんだけれど、ツルツル滑ってなんだか不安定だったので、しっかりと握れるように変更した。右側はアタッチメントを付けるために、グリップを15mmカットして取り付けた。

アタッチメントには、カメラマウント・強力LEDライト・バックミラーを取り付けた。

このスピードメーターは、凄くお勧めです。お年寄り向けに文字が大きいし、本体がスイッチになっていて、手前をどこでも押すとカチカチ言って表示が切り替わる。走りながら小さなボタンを押すのは難しいけれど、こいつはとっても簡単!

あとは、ほとんど写っていないけれど、11barの高圧用ポンプかな・・・。

『銀輪亭』の『銀』が写ってません、出口さんごめんなさい。



最後に、ペダルは慣れ親しんだShimano105トゥクリップぺタルをGT MTBから移植した。ペットボトルのホルダーを2個取り付けて、そして最後にちょっとお洒落なMINOURAのスタンドでお終い。

さあ、どこから下りようか?前回は北鈴蘭台に抜けて国道428号線を下ったけれど、あの道は細いし、カーブに砂が多いし、車の通行量も多い。そこで、少し引返して表六甲ドライブウエイを下ることにした。



ここまで引き返して、右に入ります。



車は少ないけれど、結構急勾配とコーナーが続きます。浮砂はほとんどないので、とってもありがたい。でも、この坂を上がれと言われたらちょっと引いてしまいそうだ。逆瀬川からの登りより、遥かにきつい様な気がする。絶対にそうだ!



ここを右に折れて、更に下ります。



港が綺麗に見えてきて気分は最高だけれど、アスファルトとコンクリートのつなぎ目が怖い。以前の自転車はなんてったって26×2インチのタイヤを履いていた。今度のタイヤは700 25Cで、運動会の綱と水道ホースぐらいの違いがある。



ようやく下りてきて、ここを左に曲がると勝手知ったる山手幹線だ。そうだ、『笹舟倶楽部』に寄ってみよう。豊中のにわです・・・って電話をしたら、『ああにわさん・・・やってるよ~・・・』っていう返事が返ってきた。



今日は2つしかないお客の椅子の片っぽに文庫本が積まれていて、席は一つだけ。どういう流れでそうなったか忘れたけれど、『日清のカレーめしは、なかなか行けるよ・・・、卵をポンと入れて混ぜるとこれまた最高に旨い・・・』と、



自分のブログの記事を見せてくれた。笹舟倶楽部のコーヒーは旨いけれど、やっぱり変なおっさんの横井さんでありました。



最後に『カレーめし』と記念撮影!



2月と同じ武庫川の土手で、一日楽しく遊ばせてもらった六甲山に感謝して、山をバックに最後の一枚をパチリ・・・。この後自転車屋銀輪亭に寄った。忙しく動き回っている出口さんの隙を見つけては、新しい自転車の感想を喋りまっくってきました。最後に、リアのカセットは11T-28Tから11T-32Tに変わらないかなぁ・・・、と泣きついて帰ってきた次第です。

 

自転車の記録

走行距離:92.1km

平均速度:19.1km/h(2月の六甲は17.8km/h、早くなったのかな?いや2月はたぶん雪のせいで遅いんだと思う。)

最高速度:48.5km/h(怖いので、ちょっと下りをセーブしました。)

走行時間:4時間48分18秒

水分補給:700~800ml

 

自転車の評価:

クロモリのGT MTBとの比較しかできないけれど、乗り心地が柔らかい感じがする。フレームの材質はどちらもクロモリだけれど、RALEIGH CLASSICはフレームのパイプが細い分だけ振動を吸収してくれるるようだ。いつもは50kmも走ると指が痺れてきてブレーキ操作に影響が出てくるのだけれど、まったくそんなことは無かった。同じくサドルもお尻に優しく、ゲルのカバーを付けなくても、お尻が痛くならない。

キャリパーのブレーキは、Vブレーキと比べてガツンと効く気がする。うっかりVのつもりでギュッと握ると、簡単に後輪が浮き上がってしまう。

自転車の質量:GT MTB 16.2㎏ RALEIGH CLASSIC 11.2㎏ なんと、5㎏も軽くなりました。飛ぶ様に走れるはずだったんだけれどなぁ・・・。

良かった事:ちょっと最近調子に乗ってたけれど、今回で自分の実力がよく分かりました。

反省点:ペダルをトゥクリップに変えた時、調子が良くて篠山までほとんど休まず飛ばして行ったけれど、午後から足に来てしまった。今回も平地がむちゃくちゃ軽く走れるのでブッ飛ばして行ったら、登りで足がつってしまった。どうやら、お調子者の性格をどこかで修正しないといけない様だ。

リベンジ酷道308号線『暗峠』 プラス 『十三峠』、峠のハシゴも良いもんだ。

2014/05/14

この記事は、『60歳からの青春』2014年4月24日のコピーです。

昨年11月、初めて酷道308号線に挑んだ。結果は惨憺たるもので、もう二度とこんなところ走るもんかと思ってた。ヒルクライムならまだしも、ウオールクライムをしているようなもんだ。

どんなコースかに関心のある方は、ルートラボをご覧ください。二度と・・・と思っていたのに、ペダルをトゥクリップにして丹南篠山の峠越えが調子よかったので、もしかしたら暗峠は攻略できるんではないかと思った。でも、その予想はあまりにも楽観的過ぎた。



はい、やってきました旧170号線『箱殿』の交差点です。前回と違うところは、ペダルと後ろに取り付けていたバッグを取っ払ったぐらいかな・・・。工具類とスペアのチューブを前のバッグに押し込んで、さあスタートです。

電車の高架を潜って、蛸の吸盤の路面に入った。もうここからF:22T×R:28Tのギヤー比0.78で登り出した。しかししばらく登って、楽観的な予想ははかなく消え失せた。やっぱり酷道だった。ペダルを変えて引上げをしようが、バッグを外して少し軽くしようが、過酷さは何ら変わらなかった。立漕ぎも試みたけれど、立漕ぎは1分も2分も続けられるものではない。



観音寺で、力尽きた。前回もここだった。更に追い打ちをかけたのが、力になってくれるはずの『トゥクリップペダル』だった。一旦坂道で止まってしまうと、発進する時左足をしっかりペダルに突っ込む前に、自転車が失速してしまう。ひどい時は、5回ぐらい再スタートを繰り返した。

タイヤ痕が黒々と道路に残る最激坂は、やっぱり自転車を押し上げた。



峠までちょうど半分ぐらいの後1.7kmの標識・・・、もうヤケクソ、ここでも休憩した。



スタートする前に、暗峠初征服のこんな『ガッツポーズ』を写真に残そうと頭に描いていた。しかし現実は・・・



『やっぱりだめでした、ごめんなさい・・・』ポーズになった。



唯一のお店『すえひろ』も、定休日か朝早すぎて開店前か分からないけれど、おばちゃんに挨拶をすることもなく下山した。



下山途中に、今回はブレーキが焼ける前に、積んできた水をジャブジャブかけて、ブレーキとリムを冷やした。



今回もお世話になった、経済法科大学の駐車場まで戻って、バナナでエネルギー補給をした。このままおめおめと引き下がるのも悔しいので、まだ昼からの大学での仕事まで時間もあるし、『十三峠』へ上がてみる事にした。

この峠もルートラボに出てきます。



この峠の出発地点は、大学から最も近くにある信号 『大竹7丁目』です。ロードバイクの若者がいたので、声をかけてみた。ここは4~5回来ているみたいで、『峠まで4kmぐらいかな・・・、20分とちょっと・・・。』らしい。彼は仲間を待っているようだったので『お先に・・・』と言ってスタートした。

ウオールクライムを終えた後なので、ヒルクライムがありがたかった。ギヤーもF:32T×R:28T ギヤー比1.14で登った。



楽勝です。アベレージは別として、ガッツポーズをするほどの峠でもなかった。



峠の駐車場からの眺めです。この峠は自転車のブログにもいっぱい出てきて、ロードバイクの皆さんのトレーニングコースの様で『聖地』だそうです。



下で会話を交わした若者とその仲間が上がってきて、駐車場の入り口でUターンして、さっさと下って行った。やっぱりトレーニングコースなんだ。



この『聖地』は、夜景がとっても綺麗なようです。ちゃんとトイレもあります。



もう下ろうと思ったけれど、この先はどうなってるんだろうと少し走ってみた。トンネルを抜けると、もうずっと下りで奈良へ抜けるようだ。



横のもう一つのちっちゃなトンネルを抜けると、生駒方面への登山道が続いていた。



この道はたぶん信貴山のドライブウエイだ。



残念ながらこの道は、自転車も歩行者もだめです。お遊びタイムは、そろそろお終いにしましょう。



はい、大学の駐車場に戻ってきました。ヘルメットを脱いでウエア―を仕事着に着替えて自転車を車に詰め込んで、腹ごしらえしてから加納先生の環境の授業のお手伝いをしましょう。

いつものように、今回の『暗峠』自転車記録です。

走行距離:3.72km(片道)

平均速度:7.1km/h(前回11月の記録は6.3km/hだったから、これが唯一のペダル効果かな?)

走行時間:31分27秒(休憩時間は、含みません。)

平均斜度:17.0%

最大斜度:28.1%(水平に10m進んで2.8mも上がるなんて、坂ではなく壁です。)

引き続き、人に優しい『十三峠』の自転車記録です。

走行距離:4.15km(片道)

平均速度9.2km/h(あのお兄ちゃんの言う20分で上がろうとすると、12.5km/hで駆け上がらないといけない。ちょっと遠い世界のお話ですね。)

走行時間27分06秒(これはノンストップです。)

平均斜度:9.2%

最大斜度:14.7%(暗峠の28.1%に比べたら、天国坂と呼びたい。)

反省点:

というか・・・、たぶんもう『暗峠』には立ち向かわないと思う。達成感も無く、ただただ苦しみを味わうだけの自転車は、あまり望むスタイルではない。さて、今度はどこの峠を目指そうかな・・・。ここからもう少し南にある水越峠か!

桜の季節の『丹波篠山』へ、再び自転車で出かけた。

2014/05/14

この記事は、『60歳からの青春』4月8日のコピーです。

ちょうど1年前の4月1日は、初めて自転車で遠出をした日だ。少しは走破力が上がったか確かめたくなって、昨年と同じコースを同じ自転車で走ってみた。昨年との違いは、ペダルがトゥクリップに変わったこと、靴がピンク色になったことと、1歳年をとったぐらいかな?そうそう、トップギヤー(11T)が酷く摩耗してチェーン跳びを起こしてたので、このギャーは使わずに走った。早く修理をしましょう、ハイ!。



昨年もこの同じ場所で、記念撮影をした。今回は7日に出かけたからか、桜がほぼ満開だった。この桜は『般若寺の桜』といって、樹齢100年と言われているソメイヨシノで、土手にぽつんと一本だけ生えている。昨年は無かったと思うけれど、大きなライトアップ用の灯光器も備えてあった。



さて、いつものように朝の6時に出発です。箕面の滝に上がる途中の龍安寺の桜も、ちょうど今が見所だった。この季節、桜のたびに止まってたらとても目的地にたどり着けないぐらい、あちこちで桜が楽しめる。

滝道から府道43号線を北上して高山峠を越えて、国道423号線に出て北上する。そこから府道4号に入り、野間峠を越えて今度は国道477号線に出てまた北上する。またまた府道に入り山内峠?を越えて、山辺口から国道173号線に入る。ここからしばらくはひたすら登りが続く。



ようやく登りきったところにあるのが、『はらがわたトンネル』。この後2つぐらいトンネルがあるけれど、このトンネルが一番暗くて怖い。緩い下りが450mぐらい続くけれど、左側の歩道の縁石が暗くて全く見えない。国道173号線は結構交通量が多く、振り返って車がしばらく来ないタイミングを狙って一気に暗いトンネルを走り抜けた。

ここから国道372号線までは、ずっと下りが続く。時速40kmぐらいで走っている横を、車やトラックが追い越してゆく。乗用車ぐらいならそれほど影響は受けないけれど、40ft海コン(12mの海上コンテナ)を引くトラクターが、1mぐらい横を追い越した。その時はっきりと、自転車が吸い寄せられるのを感じた。一瞬海自輸送船『おおすみ』と漁船のの海難事故が頭をよぎった。



何とか無事に下りきって、篠山市街に入る道の土手にある『般若寺の桜』で、記念撮影をした。桜の花にピンクの靴が良く似合う。



おまけに、クローズアップでもう一枚。





次に腹ごしらえの為入ったのが、お迎えにある蕎麦屋の『ひいらぎや』さん。ここも結構通っている。



今日は、おろし蕎麦の大盛りにした。蕎麦は舌触りがよく、しっかりとした歯ごたえが何ともたまらなく良い。さて、ちょうど12時を回ったところで、帰路に着くことにした。



篠山市街から東へ向かって、初めの川を渡って少し京都方面に進んだところにあるのが、『篠山市立八上小学校・幼稚園』だ。この学校の歴史は古く、明治6年にその原型ができたそうだ。明治24年に尋常小学校となって、この写真の建物は戦前の昭和12年で、総工費6万円。私の生まれた昭和26年に塗装工事をして、その費用が22万円・・・。



この木造校舎は大切に使い続けられ、昨年12月には耐震補強工事を1億4774万円でしたと、ホームページの『改革』に書かれてあった。私の尼崎市立なにわ小学校1年・2年は、確か2階建ての木造校舎だった。季節の休み明けには廊下が油引きされて、プーンと鼻を衝く匂いがしたことを覚えている。中には入らなかったけれど、この校舎はどんな廊下何だろうか・・・。

順調だったのはこのあたりまでで、国道372号線に入ったあたりから、まずは膝の裏の健が、そして大腿部の筋肉が痙攣を起こし、とても自転車どころではなくなってきた。何度も止まって痛みが遠のいて、また走りだし又止まって・・・。日置から県道12号『川西・篠山線』の強烈な登りを前に、呆然としてしまった。猪村あたりの登りは、もう最悪の状況で、痛みで頭が朦朧となってくる。

ようやく登り切って、下りにかかったあたりから筋肉への負荷が少なくなったせいか、痛みは遠のいた。



川西に入る少し手前の川沿いを走る頃には、桜と菜の花(セイヨウカラシナ?)を見る余裕が出てきた。

川西からそのまま176号線を豊中に向かい、自転車屋『銀輪亭』の出口さんの顔を見に寄った。



今日中に組み上げる自転車と格闘しているのに、仕事の邪魔をしながら1時間ばかりお店で駄弁って、自宅に戻ったのが夕刻5時頃・・・。これが噂の『篠山食品、さば寿し』です。娘が私を見て、『お帰りなさい、さば寿しさん・・・』、それはちょっと違うだろう!



この厚肉のサバ・・・、お米も丹波米を使ってもう最高の贅沢な夕食でした。

反省点:

昨年との違いで、一番知りたかったのが、トゥクリップの効果だった。トゥクリップはペダルの引き上げができるので、確かに登りは強くなった。家を出てから『はらがわたトンネル』まで44km、3時間弱を写真撮影と地図の確認以外ほとんど休憩なしに走った。去年はここで休憩したなぁ・・・、アッここでも休憩したなと言うところを何か所も横目で見ながら、峠を登り切った。その附けが、午後に回ってきたのかもしれない。調子に乗ってはいけません。

もう一つあった。『森林整備』の次の日は、自転車での遠出は控えよう。かなり疲れてるような気がする。

自転車の記録

平均速度:18.5km/h(昨年が18..3km/hだった。ペダル効果で20km/h超えを狙ったんだけど、あの足ではどうしようもありませんでした。)

走行距離:136.3km(調子に乗って国道372号線を突っ切って国道173号線を7kmばかり福井のあたりまで行き過ぎてしまった・・・。)

最高速度:47.4km/h

走行時間:7時間22分

水分補給:500mlと少しで、花冷えのする篠山を走った。

良かった事:

そりゃあなんといっても、美味しい『さば寿し』にありつけたことです。お蕎麦もおいしかった。

厳冬期の『六甲山』自転車縦走・・・、寒かっただけのお話し。

2014/02/06

2月5日偏西風の蛇行とやらで、日本列島に第一級の寒波がやってきた。北海道ではマイナス30℃近くまで下がったとか・・・。立派な仕事もしていないのになんだかんだと用事が詰まってて、まあ今日あたり出かけようかと、いつも通りまだ陽も昇らない朝の6時に真っ暗な自宅を飛び出した。西へ向かうには、六甲の裏を通るか芦屋・神戸を通るかだけれど、そうだ六甲山を越えてみようと思い立った。



豊中から国道176号線を小浜まで行って南下、宝塚市役所の手前の橋から武庫川の川面を写してみた。南東の方角だから、朝日を背景にしているのは生駒の山並みになるのかな?



まだ7時前で、阪急電車もまだそれほど込み合っていない、阪急逆瀬川駅付近です。さてここから逆瀬川を遡上して、六甲山頂に向かいます。



逆瀬川に架かるポンコツの橋の上から、上流を見上げたところです。この左手奥には、今年の冬戸隠の山小屋でお世話になった関西学園大学のキャンパスがある。



住宅街を抜けたところに、気温を示す電光掲示板があった。3枚ほど写したのに、マイナス4℃が写らない。じっと止まっていると、寒くて寒くて何時までも電光掲示板に付き合っていられないので先を急いだ。



谷筋の道は徐々に厳しくなって、ギヤーを一つまた一つと低速に下げていって、ふと見上げたら山の上の木々が雪で白くなっている。この時はまだ『綺麗やなぁ・・、この先もっと綺麗になったらいいのになあ・・・・』と呑気に構えてた。



ほら、陽もさして、青空に白い木々の枝がとっても美しいでしょ。ここを左に折れると、芦屋に下りてしまう。目指すは六甲山、あと7kmと書いてある。



せっかく止まったから、水分補給をしようとキャップを取って飲もうとしたら、なんだかペットボトルがカサカサ音がして、シャーベットが口の中に流れ込んできた。ボトルの内側には氷が付き、お茶の中は融けたカキ氷の様にもやもやしている。やっぱりマイナス4℃だと思った。



『ほおら、だんだんきれいな景色になってきたで・・・』と、凍結防止剤の塩カルのビーズをプチプチ踏んで走ってても、まだこの先の雪まみれの自分を想像すらしていなかった。



なんだか路面が怪しくなってきたなぁ~と思っていたら、ありゃこれはちょっと不味い状況になって来たなあ・・・。ここはちょうど鉢巻山トンネルの手前だ。六甲山頂の一軒茶屋は、もうちょっとのはず。



無事到着です。顔が疲れてる、いや歳のせいか・・・?ヒルクライムするのに、ツーリングバッグはいらんだろうと誰かに言われそうだけれど、何しろこの愛馬は農耕馬と言われるだけあって強烈に重い。

ロードバイクの人は逆瀬川からここまでを一つのコースにしているようで、色々なブログを見ると記録が載っている。今回は『cento1ポチポタ日記』さんのブログを参考にさせてもらった。ありがとうございます。ロードバイクの人は、このコースを60分ぐらいで駆け上がるようだ。暗峠でも思ったけれど、ロードの人ってどんなエンジンを脚に備えてるんだろうか?一度解剖してみたい。

ちなみに私の記録:

逆瀬川→六甲山頂:11.7km(自転車のメーターの記録)

所要時間:1時間37分(自転車が重いだとか、写真を写していたとか、還暦を過ぎているんだからとか言い訳をしても、やっぱり遅いものは遅いだろう!ハイ分かってます、今後精進します。)

平均速度:たぶん時速7kmそこそこで、駆け足ぐらいか。自宅から逆瀬川まで暗がりをAve21.7km/hで走ってきて、山頂に付いたらAve13.2km/hまで落ちてた。

その時は記録なんて考えてる余裕は無く、じっとしていると凍死しそうなので先を急ぐことにした。



まだまだ、こんな道が続きます。ブレーキをかけない限り滑ったりはしないので、まあまあ何とか走れる。26×2.0スリックタイヤのお蔭かな・・・。ブロックタイヤなら、もっと軽快に走れるのかな?



ようやく雪道地獄を過ぎた。ここで左折をすれば三宮に下りられる。下界は暖かいかもしれないという誘惑を振り切って、さらに西に進むことにした。



このコース、あんまり景色が良くないなぁ、大阪湾の方向かな・・・。人影の無い植物園や六甲山ホテルを過ぎて、やはり人影の無い六甲山牧場で小休止。閉園中でも係りの人が、ゴミを運んでた。『寒いですね・・』と声をかけたら、どっから来たん?と聞くので逆瀬川からと答えたら、『ようこんな日に上ってくるなあ・・・』と、ちょっと呆れ顔をされた。その気持ちは分からんでもない、自分でもそう思う。



六甲山牧場のところの、道路標識が目に入った。『摩耶山』か・・・、ちょっと気持ちが動いた。ここまで来たんだから、行ってみるか!ちょっと軽快に下ってちょっと頑張って登ったら、摩耶山の頂上に到着した。開けていて、なかなか気持ちの良い道だった。



いやぁ頑張ってきてよかった。抜群の景色だ。神戸の街並みとポートアイランド、その先に神戸空港が見える。



もう少し西にカメラを向けると、真赤な神戸ポートタワーが見える。残念ながらこのカメラと私の腕では、ポートタワーは判別不能の様だ。



カメラを東に向けると、大阪湾が雲間からさす陽の光で輝いていた。島は六甲アイランドかな?大阪湾が広がり、対岸まで何とか見える。



私があんまり綺麗だ綺麗だとはしゃいでいたら、山麓に住むというおじさんが『最近はあんまり綺麗に見えない、空気が汚れとるかもしれんなぁ。』 と言ってた。見通しの効く日は、関西空港や和歌山・徳島あたりまで綺麗に見えるそうだ。明石大橋は尾根筋が邪魔をして見えないらしい。このおじさん曰く、『眺めは六甲山頂からより、摩耶山からの眺めの方が絶対に良いょ。』確かにそうかもしれないなぁ・・・。あいにく摩耶山ロープウエイは、冬季間は客がいないのでお休みだとか。だからこんな広い展望台にこのおじさんと二人っきりなんだ。このおじさん、山麓の自宅から歩いて3時間でこの展望台に着くらしい。毎日登ってくる人もいるとか・・・。色々と解説していただいたので、もののついでにシャッターを押してもらった。



だいぶ下ってきて、もう雪道の心配はなさそうだ。国道428号線小部峠まで、あと1km。



小部峠に到着した。峠と言っても、後は山麓まで一気に下ってゆく。この国道428号線は、やたらと道が狭く車が多い。ちょっと広いところで止まって後につっかえた車をやり過ごしたりしたけれど、なんだか体がスムースに動かず思ったラインに乗れない。強烈な寒さで肩がバンバンになって、上半身の動きがぎこちない。追走してくる自動車の運転手さんは、随分心配してたかもしれない。



異人館のあたりを通って東に向かったけれど、異人館めぐりの観光客は全く無し。一方通行を逆走しているので、対向自動車に邪魔にならないように走った。東灘あたりからまた天気が怪しくなってきて、芦屋・西宮と雪に降られた。まあここまでくれば勝手知ったる西宮、凍死することは無い。

山手幹線を通って、武庫川を渡った。ここらあたりからは、もう9年間自転車通勤で通った通いなれたルートだ。一気に気が弛んで土手に上がってみたら、数時間前に遊んでいた六甲山が良く見える。芝生に寝っころがると、ほんのり背中が温かく日差しが心地よい。



さあ、後16kmぐらいか・・・、お腹もすいたしお家に帰りましょう。12月の清水寺の記事に続き、長いお話になりました。最後までお付き合いいただき、感謝いたします。最後は、何時もの自転車の記録と感想文です。

自転車の記録

走行距離:90.4km(いつもの2/3ぐらいしか走ってないなぁ、まあヒルクライムと厳冬期ということで、良しとしましょう。)

平均速度:17.8km/h(言い訳はしません、私の実力です。)

最高速度:50.5km/h(どこかな?やっぱり小部峠からの下りかな?)

走行時間:5時間5分(Auto. ちょっと休みすぎじゃあない?)

水分補給:500mlでお釣りが来た。

良かったこと:厳冬期の六甲山は自転車にとって厳しいけれど、この時しか見られない景色に触れられた。

残念だったこと:平日とはいえ、自転車乗りに誰一人出会わなかった。そうだよな、よほど物好きでない限り、こんな日にわざわざ雪の六甲を走ろうとは思わないよ。(註釈:私は物好きではありません。知らずに出かけただけです。)

以上、『厳冬期の六甲山縦走』でした。

播州『清水寺』と近くに住む『お百姓さん』を訪ねた。

2013/12/06

とっても長いブログです。

播州『清水寺』って、知ってますか?もともと、『お百姓さん』に会いに自転車で出かけるつもりだったけれど、近所のランドマークとして『清水寺を目指して来い!』とお百姓さんに言われた。それならついでにお寺を見に行こうということになった。

出発の朝、準備も手馴れてきていつもよりちょっと早めに家を出た。最短距離はやはり国道176号線を西に向かうのだけど、前日に地図を見ながら国道を避けて朝の千刈ダム湖や千丈寺湖の風景を見ながら走ろうと計画を練った。ところが、また道を間違えた。県道12号川西篠山線から広根で県道324号切畑猪名川線に入るところをかなり行き過ぎて、紫合まで行ってしまった。引き返しても良かったけれど、このルートは南下したことはあっても北上するのは初めてだったので、15kmばかり遠回りだけどそのまま北上して国道327号線の日置まで走った。4月に篠山へ行った時に国道173号線を北上したが、今回のルートの方がずいぶんと優しい。越える峠は2つで、道はなだらかで走りやすい。



県道12号線の、道中の茶畑です。気温は0℃で、朝日のあたっているところは融けているけれど、霜が降りて葉が白くなっている。大丈夫なのかな?



自転車にとって結構いやなのが、この凸黄帯だ。自動車のドライバーに『下りですよ・・・、スピードに注意してくださいね~ブーン・・・』というお知らせ音を出すんだけれど、自転車にとっては、ただただ不快な振動が襲ってくるだけだ。何も道幅いっぱいにしなくても、中央寄り半分でも十分音は出ると思うよ。我慢しながらこの坂を50km/h以上で、ちょとスリルを楽しみながら下ってゆく。



国道327号から今田で県道141号線→県道311号線を進むと、清水寺の入り口に着く。ちょっと進んだら高速道路の入り口の様な立派なゲートが見えてきた。近づいたらおばさんが小さな窓から顔をだして、『この道は自転車は走れませんよ~』と手を振って叫んでいる。『どうすればいいの?』と尋ねたら『チョット下のお地蔵さんのところから登山道があります・・・・歩いて40~50分です~・・・』だって。行ってみたら何とか自転車で走れると思ったのも僅かの間で、だんだんと道は険しくなって走るどころの騒ぎでは無くなってきた。標高約500m標高差250mの山頂へ、ハンドルとサドルを持って延々押して歩いた。



岩や木の根っこに躓きながらようやくフラットになったと思ったら、石段が待ち構えていた。ここで止めるわけにはゆかない。自転車乗りの意地ってえものがある。石段の端の斜めに積んである石の上にタイヤを乗せて、自転車を引き上げた。サイクリングのつもりで来たのに、何をしてるんだか訳が分からなくなってきた。



やったぜ・・・、『清水寺の大講堂』です。お堂の前のベンチに座っておにぎりを食べてたらびっしょりの汗の為に寒くなってきた。周りを見ても爺さん・婆さん・仏さんばっかりだったので、上半身裸になって全部着替えた。



京都の清水の舞台とまではいかないけれど、なかなか立派な建物です。西国巡礼二十五番札所になっている。



ちょっと中に入ってみた。



中にお住まいは、千手観音様です。



この階段を登ると(自転車は、大講堂の前で休ませてやりました)・・・



根本中堂があります。『こんぽんちゅうどう』と読みます。箕面の滝で時々話をするご婦人に自信たっぷりに『播州清水寺にねもとちゅうどうがあってね・・・』と言ったら、『こんぽんちゅうどうですよ・・・』と笑われた。どちらの建物も600~700年頃創建されたんだけれど、大正の初期に消失して、再建されたようだ。詳しく知りたい方は『播州清水寺』のホームページをご覧ください。



鐘楼です。要するに鐘撞き堂だ。世間でよく見るのは、4本足のお堂で鐘が丸見えの奴だけれど・・・・・



ご覧の通り、鐘は建物の中にしっかりと納まってる。



止めてほしいよね、こういうの!記念のつもりかもしれないけど、そんなに見てほしかったら自分家の塀にでも書けばいいのに。藤本さん、どうせ書くなら快晴の字ぐらい間違わずに書けよ・・・。もう50年近く前の落書きか、生きとるかな?



根本中堂へ登る階段からみた、大講堂です。お寺の屋根にはあまり詳しくないんだけれど、入り母屋造りと言うのかな・・・、棟の線も庇の線も綺麗な曲線をしている。私のログハウスの屋根は、真っすぐ・・・。



紅葉の時期は過ぎてしまったようだけれど、ここの紅葉は黄色くなるのかな?



ほら、黄色い絨毯の様だ。



さて、下山することにしましょう。下りとはいえ、とても自転車に乗って走れません。下手するとディレーラーを岩にぶつけそうになるし、木の根っこは蛸の足のように地面を這っているし、おかげで道中3度もつんのめってしまった。この道は、自転車には不向きです。ロードバイクの人は、立ち入らないほうが良いです。リムを痛めます。

自転車のお話はここまで、ここからは『お百姓さん』のお話です。



神戸の地震の前に関西でカヌーをしていた人なら絶対に知っている、アウトドアショップTORからお話は始まります。約30年前、ひょんなことから西宮戎の白い土壁の前にウナギの寝床のようなカヌーショップへ行った。カヌーとの出会いは、私の人生で大きく舵を切ることになった出来事だった。昭和60年頃の写真です。大きく『TOR』と金文字で屋根に打ち付けてある。いずれ神戸のトアロードにお店を出したいという思いから、TORと名付けたそうだ。しかしカヌーのブームもあの神戸の地震を境に大きく様変わりし、ウナギの寝床よりはるかに大きくなったお店も、大きく変わらざるおえなかった。その後紆余曲折があって、50歳を過ぎてから『お百姓さん』として生まれ変わった。



そう、この人はTORの山口さんと奥さん。横に偉そうに髭を蓄えて立ってるのが、当時小学生のひろ君。



大根畑です。わずかの畑を鍬で耕すことから始まり、今では7反の畑で野菜栽培を手掛けている。減農薬と有機に徹して旬の野菜を作っていて、たくさんの注文が入るところまで力を付けてきた。



今まで経験してこなかった物を作るという喜びと、自然を感じながら生活する素晴らしさを、熱く語ってくれた。



お野菜を、いっぱい頂いた。『プラスチックのコンテナを自転車にくくれますゥ~?』と言われたけれど、自転車は軽トラじゃあないんだからとても難しい注文だった。日没までに帰り着きたいので小一時間ぐらいしか話ができなかったけれど、また近いうちに会いましょう・・と約束して、1時過ぎに帰路に着いた。お野菜をいっぱい頂いて文句を言っては罰が当たるんだけど、とにかくペダルが強烈に重い。道に迷っている時間は無いので県道141号で三田まで行って、国道176号線をひたすら豊中に向かって走った。途中で真剣に気分が悪くなり、コンビニに入ってフルーツのいっぱい入った甘い甘いゼリーを食べたら元気になった。血糖値が下がってたのかな?

宝塚駅前のトンネルが怖かったので、上の道を通った。ふと頭をあげたら『止まれ』の標識が見えて、アッと思ったけどそのまま突っ込んでしまった。・・・・っとそこに数人のお巡りさん。その中の一人が二歩前へ出てきて、『まずい、何か言われる・・・』と思って少し減速して通り過ぎたら、お巡りさんの視線の先はバッグから飛び出して風になびく、大根の葉っぱだった。『畑荒らし』ではありませんよ・・・!



これだけの野菜を、汗臭いシャツと一緒にバッグに詰め込んで運んできた。何でも測ってみたい癖のある私は、ヘルスメーターで野菜の目方を測ってみた。なんと7㎏弱。自転車が22㎏だから、ワァ・・・最近流行りのロードバイクの3倍はある。血糖値が下がるわけだ。



赤カブです。畑で奥さんに会った時、真っ先に『ほらにわさん、あの赤カブ・・・・』。



TORの奥さんは、覚えてくれてたんです。25年ぐらい前かな、カヌーで琵琶湖を単独で一周していた時に、昭和63年11月3日長浜城近くの小さな浜で休憩をとった。



休憩を終えて少し南下したところで、美しい風景に出合った。



また浜に上がって、農家のおじさんにお願いして、写真を撮らせてもらった。琵琶湖から吹く冷たい風に当てるそうだ。

その時の私の自慢話を、『TORの奥さん』ではなく『お百姓さん』は覚えててくれた。嬉しかった!夕食のメニューは決まっていたけれど、早速風になびいても元気な大根葉を切り落として一品作った。網エビと花鰹と一緒に炒めて、醤油と砂糖でちょっと薄めに味を付けた。旨かった!次の日の夕食には、赤カブの浅漬けが食卓に彩りを添えた。とろっとした滑りが、何とも言えない。『お百姓さん』ありがとう!また、食糧をくださいな・・・。

長いお話になりました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。最後に自転車の記録と、感想文を書いてお終いにします。

走行距離:126.4km(行は遠回りで70km、帰りは56km)

最高速度:53.5km/h(これ以上は、もう怖い!)

平均速度19.8km/h(20km/hには届かなかった。)

走行時間:6時間22分

良かったこと:やっぱり播州清水寺よりは『お百姓さん』に会えたことでしょう。

悲しかったこと:宝塚の手前だったと思う。川沿いの道を走ってて、幅寄せの嫌がらせに会った。横を走るマツダのワンボックスが、急に速度を落として自転車に寄ってきた。初めはなにか道路の状況かと思ったけれど、そんな様子は無い。危うくガードレールに接触するところまで寄せられた。車はその後、速度を上げて走り去った。まだ、あんな運転をする人が世の中にいるのかと思うと、悲しくなってしまった。

以上、『播州清水寺&近くに住むお百姓さん』のお話でした。

 

京都『伏見稲荷 薬力さん』薬力亭の主人に会いに、自転車で出かけた。

2013/11/12

『北口山スキー研究所』って、ご存知ですか?昭和25年に北口禮吉さんが始められた山とスキーの専門店だった。残念ながら平成20年の春に、58年の歴史にピリオドを打った。昭和25年と言えば、私の生まれる1年前になる.



 

 

 

 

 

 

 

この挨拶状を受け取った方は、きっと大勢おられたことと思う。それだけ歴史が長く、多くの方に愛されたお店だった。このお店で、学生の時スキーのビンディングの取り付けや接客のアルバイトをしていた。ビンディングを取り付け終わって板を並べたら、ビンディングの位置がやけにテール側に寄っている。再度測ってみたら、取り付け位置が後ろに10cm違っていた。この手の失敗は、今でも木工でやらかしている。完全に私の測り間違いで専務さんには睨まれたけれど、創業者の山口社長はそんな時でもニコニコと我々アルバイトを見守っていてくれた。閉店当時すでにご病気入院中だったので、もうお亡くなりになっているかもしれないなあ。専務さんも閉店よりもだいぶ前に亡くなられ、お別れ会があった。閉店の少し前に店を訪れて、実務を色々と教えていただいた木村嘉宏さんにお会いした。この方、伏見稲荷山『薬力亭』のご主人で、この記事の主人公です。

ようやく自転車の話になります。

今回の目的は、

  •  車の多い国道171号線を避けて、西国街道で京都まで行く。
  •  薬力亭まで、自転車で行く。
  •  薬力亭の主人に会う。
だったけれど・・・・・。

家をいつもの時間に出発した。11月ともなれば、日の出がずいぶんと遅くなる。千里川に沿って北上し、新御堂筋の白島から東に向かった。高槻の駅の裏を通って、府道67号線を京都に向かったけれど、とにかく道が分かりにくい。方向音痴の気がある私は、地図を見たり人に尋ねる事を繰り返してばかりで、ちっとも距離が伸びない。ようやく久世橋まで来て、気が付いた。久世橋は国道171号線、まあここだけは仕方がないか・・・。そのまま東へ向かって、国道1号線国道24号線を突っ切って伏見稲荷付近に到着。もう9時をとうに回ってしまった。伏見稲荷大社からは多分自転車は入れないので、南から攻める事にした。立命館中・高等学校の方から入って、綺麗に整備された竹林の中の道を進んで行った。白菊の滝あたりから階段が増えてきた。



 

 

 

 

 

 

どうもちゃんとした地図を持っていなかったので、道がよく分からない。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

押したり担いだりしてここまでやってきたけれど、この先が読めなくて自転車を置いて偵察に向かった。この先も延々と階段が続き、踏み幅が狭く蹴上が大きくなり、これはちょっと自転車向きではないことが分かった。踏み外すと、自転車を抱えて谷底に落ちてしまいそうだ。登山者の邪魔になってもいけないので、白菊の滝の車が入れるところまで引き返して、自転車をデポした。片方のバックに所帯道具を詰めて、サイクリストからアルピニストに変身した.



 

 

 

 

 

 

 

 

 

白菊の滝です。帰りがけにちょっと拝んでゆきましょう。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

その先道が何か所も分岐していて、行き先もはっきりとわからなかったけれど、まだ午前中だし迷っても何とかなるだろうと進んでいたら、ようやく薬力社の文字が目に入ってほっとした。これでようやく『稲荷山御山めぐり』のコースに入った。結構人が行き来していて、ほっと安心。外国人観光客も、結構歩いている。挨拶したら、日本語で『コンニチハ』と返してくれる。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな階段を延々と降りたところに、薬力さんが祭ってある。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが薬力さんです。薬の神様で、無病息災をお願いしましょう。自転車で転びませんように・・・・。



 

 

 

 

 

 

 

ようやく到着、薬力さんの前にあるのが薬力亭です。このお店、『御神鐉販売』『奉納鳥居取扱所』、よく分からないんだけど、『お休処』これは分かります。



 

 

 

 

 

 

 

木村さんの奥様と、若奥さんです。ところが木村さん本人がおられない。今日はなんだか、昔の北口山スキー研究所のお客さんと深草トレイルで、山を案内しているとか・・・。どういうこっちゃ、まあしょうがないか、何の連絡もせずにいきなり行ったんだから・・・



 

 

 

 

 

 

 

 

 

この絵、なかなか素敵でしょ!なんと、若奥さんの作品だとか・・・。一目見て気に入ったので絵葉書を早速買い求めて、



 

 

 

 

 

 

 

 

 

絵の中にあるゆで卵(薬力亭の名物)の本物を、土産に買って帰った。色々と楽しいお話をして、又必ず立ち寄ることを約束しました。次回の為に、すぐ近くまで自転車で来られる裏道を教えていただいた。今回のように南から入るんじゃなくて、北の東福寺から伸びる沢を登ってくれば、すぐこの近くまで来られるとか。次回はこのコースにしましょう。



 

 

 

 

 

 

 

来た道を引き返したはずなのに、何故か景色が違う。行きは写真の右の石段を上ったのに、帰りは左の石段から下りてきた。この山、どうなってるのかよく分からない。友達のヤスベーに話したら、『きっと狐に騙されたんだとちゃいます・・・?』、なるほど確かに山は狐だらけだった。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

白菊の滝で、記念撮影。自転車はもう少し下にある.



 

 

 

 

 

 

 

 

 

これが白菊の滝です。この山は、あちこち滝だらけだ。滝と言っても、ここは湧水を集めて、樋から水が落ちてくる。どこかに本物の滝があるのかな?狐に騙されてもいけないので、もう降りましょう。



 

 

 

 

 

 

 

JR伏見稲荷の駅の真ん前に、伏見稲荷大社がある。せっかくだから、少しだけ寄り道をした。自転車を降りて押して奥へ進もうとしたら、後ろから警備員さんが『自転車は駐輪場においてくださ~ぃ!』 『は~ぃ』と返事をしてから、さらにうろうろしてた。



 

 

 

 

 

 

 

本殿の前には、大きな舞台がある。こんなに立派ではなかったけれど、確か信楽の神社の境内にも、同じように舞台があったなあ。



 

 

 

 

 

 

 

 

 

本殿の両脇には、立派なお狐様が睨みを利かせています。

帰路、久世橋を渡ったところで楽して国道171号線をそのまま通って帰ろうかと思ったけれど、いやいや今回は西国街道の旅だと思い留まり、府道67号線を通って帰ることにした。サントリー山崎工場を右手に見て更に下る。同じ道を帰っているはずが、気が付いたら大きな道に出た。上牧と書いてあるので近くのおばちゃんに聞いたら『国道171号線よ・・・』、あわてて引き返して、再び府道67号線に戻った。

高槻も過ぎて茨木も過ぎて気が弛んだのか、また道を間違って豊川あたりでまた国道171号線に出てしまった。もう戻る気力も萎え、そのまま171号線から箕面街道を南進して、銀輪亭まで走った。今日はここがゴールだ。銀輪亭の出口さんの仕事の邪魔をしながら、1時間ばかりおしゃべりを楽しんでから、我が家に戻った。結局残念ながら、今回の3つの目的はどれもこれも達成できずじまいのサイクリングとなった。

良かった点:府道67号線は、高槻を過ぎたあたりから車も少なくなり、快適なコースだった。木村さんの奥さんと、若奥さんにお会いできた。伏見稲荷は、楽しいところだということが分かった。

反省点:3つ全て、目標が達成できなかった。

走行距離:95.67km(今回はちょっと短めのサイクリングとなった。)

平均速度:20.9km/h(やっぱり国道を飛ばした方が、平均速度は稼げるなぁ~)

最高速度:47.6km/h

走行時間:4時間34分(なんとなく不完全燃焼のサイクリングでした。)

走行距離にしては、長いサイクリング旅日記を最後まで読んでいただいた皆様に、『無病息災』をプレゼントします.



 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上!

 

にわ まことの『酷道308号線暗峠』惨敗の報告

2013/11/04

今回からサイクリング旅日記の仲間に入れていただくことになりました。にわ まことです。よろしくお願いします。第一回目の投稿が『酷道308号線暗峠』惨敗の報告とは、まったく情けないのですが、正直に報告します。また、今年の7月から始めた私の個人的なブログ『60歳からの青春』には、自転車以外に日記や読書や木工など色々と書いていますので、ぜひともご覧ください。

『サイクリング旅日記』カズ爺のおすすめサイクリングコースを読んで、俄然酷道308号線暗峠に行きたくなった。カズ爺は過去に大阪側からアタックして、5月26日のアタックは奈良県側からだった。色々と調べてみても、ちょっと歯が立ちそうにないので躊躇していた。そんな時、『ニッポンバラタナゴ高安研究会』の加納先生からお呼びがかかり、八尾市の大学に昼から行くことになった。なんとこの大学から酷道308号線は、目と鼻の先。お仕事は昼からということで、こんなチャンスはめったにないと思い、クルーガーに自転車を積込んで出かけた。輪行・自動車はご法度と固く心に決めていたけれど、今回は『酷道308号線暗峠調査』ということで自分を納得させた。あくまで調査です、実績ではありません。

調査報告書の結論は、『惨敗!身の程知らず』です。とてもじゃあないけれど、登りはカメラを出す余裕もなく、これからご紹介する写真は、ブレーキを焼きながら帰りに写したものを逆に並べました。



この写真、なんだか分かりますか?これはコンクリートの道路を作った時の副産物なんです。急な斜面に生コンクリートを打設すると、ずるずると生コンクリートは自分の重みで坂の下へ流れてゆきます。これを防止するために『生コンクリートの真空養生』という技法で余分な水分を抜くのですが、その時装置の面にリング状の突起をつけておけば、あのような滑り止めが出来上がります。とにかくこの道路、ホームセンターの屋上駐車場に上がるように、とんでもなく勾配がきついんです。土木工学の講義はこれにてお終い。



国道170号線の箱殿が、酷道308号線の出発点だ。ここから緩やかな登りになり、近鉄奈良線をくぐったあたりから、国道は酷道に変貌してゆく。近鉄奈良線から峠までの平均斜度が『ルートラボ』で検索すると17.8%と出ている。角度で言うと10°弱になる。そんなもんなんかなあ・・・。



初めの挫折地点、観音寺です。箱殿からノンストップで走って来て、たった1.98kmの地点です。平均速度7.5km/h。ここまで来て、カズ爺の『弘法大師の泉あたりで心が折れ・・・』の意味が、泉のはるか手前で分かった。普通は『心が萎える・・・』と表現するんだけれど、胸の当たりで『ポキッ』と折れる音がしたような気がする。この写真、登山者が前屈みで歩いてるでしょ。登山道ですね。



不動明王です。場所はもう覚えていません。でも、綺麗な花が供えてあった。



 

たぶんここが、最大勾配だと思う。カメラが水平かは定かじゃあないけれど、30%(約17°)はありそうだ。水平に10m進んで3m上がる、まるで家の屋根を駆け上がるようなもんだ。



自動車もかなり苦労をして、真っ黒いタイヤ痕を残して走ってる。まるでサーキットのタイヤ痕の様だ。もちろんここは、しっかりと自転車を押しました。



弘法大師の泉です。カズ爺は、ここで心が折れたのか!私なんぞもっと下で、心がぼろぼろに砕けた。



美しい、日本の棚田です。実はこの手前で、もう一度止まってしまった。場所は良く思い出せないけれど、らくらく登山道と交差したあたりだった。箱殿から2.84kmの地点、。平均速度6.3kmで観音寺の平均速度よりさらに落ちた。



そろそろ暗峠だ。棚田を過ぎたあたりから、心もち勾配が緩やかになったような気がする。



ようやく暗峠頂上に到着した。箱殿からここまで、3.68km、平均速度6.3km/h。計算上は35分ぐらいだけれど、へたってる時間を入れると45分以上はかかってるなあ。ここから向こうは、奈良県生駒市になる。たぶん正面のガードレールは、信貴生駒スカイラインだと思う。この先はまるで奈落の底に落ちてゆくように、酷道308号線は、この道路の下を通って奈良に続く。奈落を覗くのはやめた。その手前右側にあるのが、お土産屋の『すえひろ』です。



お土産屋の『すえひろ』で、この土地で取れたものなどを売ってる。食事もできます。



すえひろのおばちゃん、暗峠小町です。『どこから来たの?』と聞かれたので『出発したのは八尾の近くの大学だけれど、住んでるところは豊中です・・・』と言ったら、『あら、私は豊中の走井の生まれよ・・・』ということになって、しばらく話し込んで、お土産に『おいしい手づくりみそ 西畑町 棚田を守る会』を買った。我が家の『手作り手前味噌』と勝負してみよう。



暗峠小町に、写真を撮ってもらった。



一応国道ですが、日本でここだけしかない綺麗な石畳酷道です。ほんの少しの距離だけれど、走りにくい。ロードバイクは、もっと大変だろうなあ。下手に走ると、リムが曲がりそうだ。



これは何だろう? 東大阪市側の一軒目のお家です。読んでみたら・・・



読んでみても、意味不明の張り紙でした。



 

こんな石標も、あります。『此鬼取山之薬師十二丁・・・』この下は読めませんでした。



 

別の面には『大阪 伏見屋・・・?』よく分かりません。



石畳に、影法師・・・。時刻9時59分、そろそろ下ります。今来た道を一気に下ろうと思ったけれど、一気どころかおっかなびっくりの下りが続きます。2~3分下ったあたりで、ゴムの焼けるにおいがしてきた。ブレーキも利きが落ちてくるのがわかったので、あわてて停車した。カズ爺の『リムとブレーキを冷やす水は常に携行してください・・・』の忠告通り持参したペットボトルの水をリムとブレーキにジャアジャアかけて、下に着くまでにもう一度ジャアジャアかけた。忠告を素直に聞いてよかった。



 

間もなく下界に到着する。正面のビル群は、なんばあたりかな?回れ右をして坂道に向かって一礼、『ありがとうございました、一から出直します・・・』



ようやく大学の駐車場に到着した。無事だった。その他、ちょっと思ったことを羅列します。

  • この道、結構車がやってきます。『通行困難』と地図に書いてあったけれど、困難をものともせず、車はやってきます。行き帰りで、10台ぐらいと遭遇したかなぁ。一度後ろからクラクションを鳴らされて、びっくりした。よっぽどフラフラ走ってたのかもしれません。
  • この登り坂で一旦止まってしまったら、再発進できません。道理で、一旦停止の標識は無かった。そのまんまで上を向いてペダルを踏んだら、前輪が持ち上がってしまいます。仕方がないので、ところどころに用意されている、車のすれ違いの為の空き地まで下って、そこから道路に直角に飛び出してから上を向きます。
  • カズ爺も言ってたけれど、立こぎはむずかしです。20kgある私のMTBでも、後輪がスリップしてしまいます。進みません。
  • ブレーキの調整は念入りに・・・。このあいだ、カンチブレーキからVブレーキに変えてよかったと、この下り坂でつくづく思いました。カンチブレーキだったら、下りでどこかに突っ込んでたかもしれない。
  • 蛇足ですが、八尾市内から箱殿までの旧170号線は、とにかく走りにくい。車と自転車が、カトマンドゥの市内みたいに走ってる。瓢箪山の近くは商店街で、押して歩かないといけない。西の170号線は車が多いしなあ・・・。
というわけで、今回も記録と反省を最後に・・・。

良かったこと:自分の実力が、よく分かった。無謀な挑戦だったということも・・・。

反省点:馬力とか持久力ではなく、筋力を鍛える必要があると痛感した。それほど疲れた感じは無いのに、ペダルが回せないんだもん・・・。次の挑戦までに、何とか戦術を考える必要がある。MTBはロードバイクよりはるかにギヤー比が低いのに登れない。参考までに、私のMTB 17 歳は、前 3 段・後 7 段の年代物。ディレーラーのアイドラープーリーも、もう入手不可能という代物です。今は後 11 段変速だとか、もうびっくりです。かといって、筋力の不足を道具に頼るのもなあ・・・。みんなあの坂道を高い変速比のロードバイクで走ってるのに。

ちょっと、計算をしてみましょう。

私のMTB 21速ギアー比は、

トップギアー      44T-11T=4        ローギアー        22T-28T=0.78

一般的なロードバイクのギアー比は、

トップギアー      56T:11T=5.09     ローギアー        44T:25T=1.76

というわけで、計算間違いが無ければ、ローギアーは私のMTBと2倍以上違う。ちなみにロードのローギアーの1.76は、私が毎日走っている箕面滝道の最大勾配で使うMTBのギアーより高速ギアーだ。ということは、私がロードに乗ったら、箕面の滝道も登れないという事か・・・・。ショック!

箱殿~暗峠間 往復の記録

走行距離:7.2km (エッ、たったのこれだけ?)

平均速度:8.3km/h (ジョギングだなあ・・・、とても自転車とは思えない。暗峠で6.3km/hだったから、下りもゆっくりと下ったかということだ・・・。)

最高速度:30.7km/h(もちろん帰りの、近鉄奈良線をくぐってからの話です。)

以上、暗峠惨敗報告を終ります。